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日本史炸裂!!!

日本史炸裂!!!

日本史のノート作り

今日は蛍雪時代を買ってきました。


日本史の学習アドバイスは10年前に全盛を誇った菅野先生でした。


菅野先生は石川先生が実況中継を出す前に実況中継を書いていた超有名講師で、


自分も受験生当時は菅野先生の実況中継で勉強をして、何周も何周も繰り返しました。


今回蛍雪時代を買ったら菅野先生が登場してきたので、


菅野先生の提唱するサブノート作りについて考えてみたいと思います。


☆☆☆


まず自分の立場をハッキリさせておきますが、自分は反対です。


☆☆☆


興味のある方は本屋さんで代々木ライブラリーから出ている「菅野の立体パネル」を覗いてください。


プロである菅野先生がサブノートをまとめたものが売られていますが、


見開き「2ページで53講」で日本史の全範囲がまとめられています。


そしてそれぞれの見開き2ページのノートを作るのに、


普通の受験生が何時間かかるでしょうか?


塾にいる生徒達に聞いてみると2~3時間かかるのではないかと言っています。


しかも写真とか資料なども貼れというのがサブノートです。


平均的な受験生で3時間はかかると思います。


別に2時間でもいいですけど。


できたら自分の目で菅野先生の立体パネルを覗いて、自分でやったら何時間かかるのか判断したらよいかと思います。


仮に2時間かかるとして日本史全範囲をノート化するのに何時間かかるでしょうか?


プロである菅野先生がまとめて全部で見開き2ページのノートが53講義。


2時間×53講で約100時間。


問題集も解かず、赤本も後回しにして、ノート作りのみで100時間です。


それが長いか短いかわかりませんが、


代ゼミの土屋文明先生の年間講義を受けると全範囲を学習するのに33時間です。


(ちなみに土屋先生はほとんど板書をしません)


この60時間以上の差をどこで埋められるでしょうか?


そして決定的な弱点は受験生はプロではないという事です。


石黒先生も言っていますが、受験生は過去問研究のプロではないので、でるところがわからないままにノートを自分なりに、まとめていきます。


中宮寺と広隆寺の弥勒菩薩とかの見分け方とかを自分なりにまとめながらノートとか頑張ってまとめていくのでしょうけれども、そんな問題は出題歴がありません。


そういう事はプロにまかせた方が圧倒的に速いです。


(単に仕事をしている人という意味のプロではありません。


本当の意味でのプロという意味です。


最近はアルバイト講師も多いので気をつけなければいけません)


そうしないと、


時間を無駄に使うことになってしまうと思います。


☆☆☆


ノートは自分で作るのではなく、もともとあるものを利用するのが最速で効率がよいです。


または予備校の授業などを受講してプロの講師がまとめたものをベースに問題集などを解いていくのがよいかと思います。


独学でやる場合は石川先生の実況中継についているサブノートを利用するのが効率的です。


歴史のような科目で重要なのはインプットではないと思います。


インプットは最速で終わらせるべきです。


実況中継を利用して詰めて、「よく出る」一問一答で確認。


赤本で演習、サブノートにカキコ。


記述で出た問題はカッコでくくる。


選択問題は下線を引く。


俺の場合は出題大学別年代別に記号をつけているのでW99とか、R04とか、M01とかが横に書かれています。


市販されたサブノートがあっというまにオリジナルのノートに生まれかわります。


ライバルが教科書と便覧と資料集のみで一生懸命自分なりにまとめてノートを
作っている間に、


市販のサブノートに出題履歴までがびっしり書き込まれた主観の排除されたノートを完成することが出来ます。


センター試験で同じ問題が出題されるのかどうかなどは、講師に聞くまでもなく、自分で解いて出題履歴をサブノートに埋め込んでいく過程で主観の排除された客観的な事実として分かってくるわけです。


俺は毎年赤本を解いてサブノートに埋め込む作業をするだけです。


山川教科書では太字になっている柳条湖事件よりも、太字にはなっていない奉天郊外の方が圧倒的に出ているなども自分で問題を解くことで気がつきます。


実況中継の4巻のサブノート23ページで、なぜ柳条湖ではなく奉天の方が空欄になっているのかも自分なりに理解ができるはずです。


(奉天をからめた問題・・・立教06年(法)、早01年(政)、青山06年(国)、早02年(社),成蹊00年(法)。)


出やすい項目ほど線が沢山引かれて、カッコが沢山ついていきます。


逆にまったくカキコが増えていかないページも出てきます。


1から順に全部まとめていくと、1回も出たことがない事項に時間をかけすぎるなど、強弱の付け方を間違えることになりかねないとも思います。


日本史の覚えるべき知識量は膨大です。


気をつけないと大変な事になってしまいます。


日本史はあくまでもサブ科目であり、


英語で偏差値を跳ね上げるのが先決だと思います。


日本史にあまり時間をかけずに英語の偏差値をあげなくてはならないわけなのだから、日本史ノート作りの良さが自分には分かりません。


自分で作れば忘れにくいというメリットもあるのかもしれませんが、その分、時間がかかりすぎてしまい、英語がいつまでたっても読めないという事態になり、


もう1年となってしまう。


そんな気がしてなりません。


菅野先生のお薦めするサブノートづくりについての自分なりの意見でした。


参考までにコチラもどうぞ♪


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